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📝 コラム|ハカルの視点

「一杯くらい」が、
命に関わることがあります

文:ハカル(なにハラ!?メーター 判定リーダー)

こんにちは。日々ハラスメントの判定と向き合っているハカルです。

このコラムは、いつもより少しだけ、はっきり書きます。なぜならアルハラ(アルコールハラスメント)は、ほかのハラスメントと違って、その場で人の命に関わることがあるからです。

「飲めないの?」「付き合い悪いなあ」「ほら、一気!」。場のノリで出るこの一言が、ときに取り返しのつかないことにつながります。

アルハラって、なんだろう

アルハラは、お酒にまつわる強要や迷惑行為のこと。具体的には、こんな行為が当てはまります。

① 上下関係・伝統・はやしたて・罰ゲームなどで飲まざるをえない状況に追い込む/② イッキ飲み・早飲み競争をさせる/③ 酔いつぶすつもりで飲ませる/④ 体質や意思を無視してすすめる・飲めない人をからかう・お酒以外の飲み物を用意しない/⑤ 酔ってからむ・暴言・悪ふざけ

職場の飲み会だけではありません。大学のサークル・部活・新歓・コンパなど、「断りにくい空気」がある場すべてが舞台になります。

なぜ、特に重く受け止めるの?

お酒の強要は、その場で急性アルコール中毒を起こすことがあります。これは、命に直結します。実際に、大学の新歓やコンパでの一気飲みで、若い人が亡くなってしまった痛ましい出来事が、過去にいくつも起きています。

だから、なにハラ!?メーターではアルハラを他の種別より高めに採点します。飲酒をすすめる・からかうだけでも軽く見ず、断れない状況に追い込めばさらに高く、イッキ飲みや酔いつぶしが読み取れれば、最も深刻なレベルとして判定します。

⚠️ 「一度きりだったから」は、アルハラには通じません。身体への被害は、たった一度でも起きてしまうからです。だから「単発だから軽い」とは数えません。

「すすめた側」も、悪気はないことが多い

ここが難しいところです。多くの場合、すすめた人に悪意はありません。「みんなで楽しく飲みたい」「歓迎したい」——その気持ち自体は、あたたかいものです。

でも、受け取る側にとっては、断れない圧になっている。体質的にお酒が飲めない人、その日体調が悪い人、薬を飲んでいる人。事情は外から見えません。だからこそ「飲める前提」で場を進めないことが、いちばんの思いやりになります。

いい飲み会は、お酒の量では決まりません。飲まない人にもおいしいものがあって、「飲んでも飲まなくてもいい」が当たり前になっている席。それだけで、みんなが安心して笑えます。

断っていい。すすめない方がいい。

もしあなたが「断りづらい」と感じているなら——あなたの感覚は、間違っていません。「今日はやめておきます」「車なので」「体質で」、理由はなんでもいい。断る権利は、いつでもあなたの側にあります。

もしあなたが「すすめる側」なら、「飲める?」より先に「何飲む?ソフトドリンクもあるよ」。その一言が、誰かを守ります。

あの席での言動が気になったら、なにハラ!?メーターに会話や状況を入れて、いちど測ってみてください。もやもやの正体が、すこし見えてきます。

― ハカル
あの飲み会の言動を、測ってみる →
あなたの「いやだった」を、置き去りにしません。

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