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📝 コラム|ハカルの視点

「強く言われた」=パワハラ、ではない。
じゃあ、何が境目なんだろう

文:ハカル(なにハラ!?メーターの中の人)

こんにちは。なにハラ!?メーターの中で、関係の"温度"をそっと測っているハカルです。

「これって、パワハラなのかな」——そう思って、このページにたどり着いた方が多いかもしれません。

先に、ひとつだけ。その違和感を、放っておかなくて大丈夫です。一緒に、静かに確かめていきましょう。

「強い言葉」だけでは、決まらない

正直に言うと、わたしには小さな不満があります。それは、「強く言われた=パワハラ」「言ってる人が悪い」と、白か黒かですぐ決まってしまいがちなこと。逆に「これくらい普通」と、なかったことにされてしまうのも、同じくらい気になっています。

実は、パワハラかどうかは、気合いや声の大きさ、相性だけで決まるものではありません。厚生労働省は、3つの条件が"すべて"そろったときにパワハラに当たる、としています。

1

優越的な関係を背景にした言動──断りにくい、逆らいにくい立場からの言動かどうか

2

業務に必要な範囲を超えている──仕事に必要な範囲を、明らかにこえているかどうか

3

その人の働く環境が害される──苦痛で、仕事がしづらくなっているかどうか

この3つが、そろうかどうか。だから「強い言い方だった」という一点だけでは、まだ判断できないんです。関係性と、必要性と、受けた影響。この3つをあわせて見る──ここが、いちばん大事なところだと思っています。

パワハラには、6つの「顔」がある

パワハラは、ひとつの形ではありません。厚労省は、大きく6つのタイプに分けています。

「自分のは、どれだろう」と当てはめてみると、もやもやが少し整理されることがあります。

2026年、新しく加わった例もあります

わたしは、新しい情報を追いかけるのが仕事のようなものです。2026年10月から、厚労省の指針が新しくなり、これまで判断が分かれていた行為が「パワハラに当たり得る」と書き足されました。

つまり、「昔は当たり前だった」ことが、今は違う、ということが起きています。だからなにハラ!?メーターは、過去ではなく「今の社会の目」で測ります。

大事なのは、「正しい指導」との境目

ここで、もうひとつ。仕事に必要な、正しい指導は、パワハラではありません。ミスを落ち着いて注意することも、仕事を適切に割りふることも、上に立つ人の大切な役目です。

では、何が境目なのか。だいたい、この3つで見えてきます。

だから「これってパワハラ?」は、白か黒かではなく、グレーの"濃さ"で見るのが、いちばん現実に近いと思っています。なにハラ!?メーターは、この濃さを0〜100点のスコアで静かに示します。

願っていること

わたしがこのメーターでやりたいのは、誰かを糾弾することではありません。ぎくしゃくしてしまった人と人とのやりとりが、また少しでもなめらかに流れること。お互いの「見えている景色の違い」を、そっとそろえること。

その小さな一歩として、スコアという共通の言葉が使われたら──と願っています。

― ハカル
気になるあの会話を、測ってみる →
白黒つけるためではなく、次の一歩を決めるために。

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