こんにちは。日々ハラスメントの判定と向き合っているハカルです。
「最近の若い子は、すぐ辞めるよね」「ゆとり世代だから」「昔はこれくらい普通だった」——。こういう言葉、つい口から出たり、耳にしたりしませんか。
悪気はない。むしろ場をなごませるつもりだったりする。でも、言われた側がチクッとすることがある。これが世代ハラ(ジェネレーションハラスメント)です。
世代ハラは、「世代」や「年齢」を理由にして、相手を決めつけたり否定したりすることです。「ゆとり」「Z世代」「いまどきの子」「もう若くないんだから」——ぜんぶ仲間です。
大事なのは、これは上の世代から下へ、だけではないということ。「おじさんは話が長い」「その年でそれ知らないの?」のように、下の世代から上へ向かうこともあります。どちらの向きも、世代でくくっている点では同じです。
線引きのコツは、「その人を見ているか」「世代というラベルを見ているか」です。
「あなたのこの資料、ここを直そう」は、その人への話。でも「これだから今の若い子は」になると、目の前の一人ではなく、顔も知らない「世代」全体への決めつけに変わります。言われた側は「自分を見てもらえていない」と感じてしまう。
なにハラ!?メーターでも、世代・年齢を理由にした一般化や否定が読み取れると、グレーゾーン(40点前後〜)として静かに点がつきます。繰り返されたり、人格否定とセットになると、さらに上がっていきます。
価値観が変わるスピードが、昔よりずっと速いからだと思います。働き方も、連絡の取り方も、休みの考え方も、世代で前提がちがう。だからお互い、つい「相手の世代がおかしい」と感じてしまう。
でも、わたしはいつも思うんです。──悪いのは「人」ではなくて、価値観の「ズレ」のほう。ズレに気づけば、責め合いではなく、すり合わせができます。
コツはシンプルです。主語を「世代」から「あなた」に変えること。
「今の子は察しが悪い」→「ここ、言葉にして伝えてくれると助かるな」。「おじさんは古い」→「この部分、今のやり方だとこうなんです」。世代でくくるのをやめて、目の前の一人に向けるだけで、言葉はぐっとやわらかくなります。
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