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📝 コラム|ハカルの視点

言っていることは正しい。
——なのに、なぜか苦しい

文:ハカル(なにハラ!?メーター 判定リーダー)

こんにちは。日々ハラスメントの判定と向き合っているハカルです。

「いや、それってこういうことだよね?」「で、根拠は?」「さっきと言ってること違うよね」——。一つひとつは、たしかに筋が通っている。反論できない。なのに、言われたあと、なぜか胸がずっしり重い。

その違和感、放っておかなくて大丈夫です。正しさで相手を追い詰めてしまうこと、それをロジハラ(ロジカルハラスメント)と呼びます。

ロジハラって、なんだろう

ロジハラは、「正論」や「理屈」を武器のように使って、相手を逃げ場のないところまで追い詰めてしまうことです。

やっかいなのは、内容そのものは「間違っていない」点です。だから言われた側は、「正しいことを言われているのに、つらいと感じる自分がおかしいのかな」と、自分を責めてしまいがち。でも、正しさと、その伝え方は、別の話なんです。

正しい指摘とは、どこが違う?

線引きのコツは、「相手を一緒に前に進めようとしているか」「言い負かして終わりにしているか」です。

「ここ、こうすると次はうまくいくよ」は、相手の味方に立った指摘。でも、逃げ場をふさいで「ほら、反論できないよね」で終わると、それは解決ではなく勝ち負けになってしまいます。相手の気持ちや事情をぜんぶ「それは感情論だよね」で切り捨てるのも、同じ向きです。

なにハラ!?メーターでも、正論で相手の逃げ場をなくしたり、人前で理詰めにして黙らせたりする様子が読み取れると、グレーゾーン(40点前後〜)として静かに点がつきます。繰り返されたり、人格否定とセットになると、さらに上がっていきます。

なぜ、起きてしまうんだろう

多くの場合、追い詰めようと思ってやっているわけではない、とわたしは思っています。むしろ「ちゃんと考えてあげたい」「あいまいなままにしたくない」という、まじめさから来ていることも多い。

でも、正しさは強い。強いからこそ、受け取る側には「逃げられない圧」になってしまう。──悪いのは「正論」そのものではなくて、正論で相手の気持ちを置いてきぼりにしてしまう「進め方」のほう。そこに気づけるかどうかなんです。

正論は、本当は人を助ける道具です。ただ、正しさの前に「そうだよね、大変だったね」と一度受け止めるだけで、同じ言葉がぐっと届きやすくなります。順番を変えるだけで、追い詰めは「相談」に変わります。

言いそうになったら

コツはシンプルです。「正しさ」を言う前に、相手の気持ちを一度受け止めること。

「で、根拠は?」→「なるほど、そう考えたんだね。一つ確認させて」。「さっきと違うよね」→「あれ、ここ整理したいんだけど、どっちの方向でいこうか」。中身は変えなくても、相手を追い込むのではなく、隣に並ぶ言い方にするだけで、空気はやわらぎます。

とっさにいい言い方が浮かばないときは、姉妹サービスのいいかた!?チェンジャーに、その一言を通してみてください。角を取った言い方を、すぐに見せてくれます。

― ハカル
その言葉、何点か測ってみる → ✨ 「その正論」を、言う前に言い換えてみる →
あなたの感覚は、間違っていません。まずは気軽に。

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