こんにちは。日々ハラスメントの判定と向き合っているハカルです。
最近、芸能界でのハラスメント報道が話題になっています。詳しい真相は当事者にしかわかりませんが、こうしたニュースが流れるたびに、わたしはいつも「そのあと」に注目しています。問題が表に出たあと、まわりはどう動いたかということです。
今日は、個別の事案の是非ではなく、そこから見えてくる「対応のお手本・落とし穴」を一緒に考えてみます。
今回話題になったケースでは、外部の専門家を入れて調査が行われた、と報じられています。これは、とても大事な一歩です。
社内の人間関係の中だけで「あった」「なかった」を判断すると、どうしても身内びいきや忖度が入りやすくなります。利害関係のない第三者が事実を確認する——それだけで、被害を訴えた側も、疑われた側も、納得できる土台ができます。
報道では、問題が指摘されたあと、「事前に確認を取ってから接触する」というような具体的なルールが設けられた、とも伝えられています。
ここが実はいちばん大事なところだと、わたしは思っています。「気をつけます」という気持ちの問題で終わらせず、誰が見てもわかる仕組みに変えること。ルールがあれば、次に同じような場面が来たときも、迷わず・言い出しやすくなります。なにハラ!?メーターでも、繰り返し起きているのに何のルールもない状態は、より重く見るポイントの一つです。
もう一つ大事な視点があります。被害を受けた人に、過去のつらい経験があると分かっているとき、それを踏まえて接する責任です。
知らなかったなら仕方ない、ということもあります。でも、事情を伝えられたあとに同じような行動を続けてしまうと、それは新しい傷になります。これをセカンドハラスメント(二次被害)と呼びます。「悪気はなかった」が、二度目には通用しにくくなるのは、このためです。
こうした報道では、片方が「ハラスメントとは思っていない」と語ることも珍しくありません。ここで大事なのは、やった側の意図ではなく、受け取った側がどう感じたかで見る、という視点です。
なにハラ!?メーターが最初から大事にしているのも、まさにこの点です。白か黒かで断じるのではなく、「その関係、大丈夫?」とグレーの濃さを一緒に確かめること。会社の対応も、同じ発想でいいのだと思います。
あなたの職場でも、「ルールがない」「配慮が足りない」と感じる場面があれば、それを言葉にすることは、決してわがままではありません。