このサービスは、ある小さな違和感から始まりました。
「ハラスメント」という言葉が、いつのまにか白か黒かを決める言葉になっていく。誰かが「加害者」とラベルを貼られ、誰かが「被害者」と分けられ、そこで話が終わってしまう。──でも、本当にそれで、人と人の関係はよくなっているのだろうか。
多くの場合、ことの始まりは「悪人」ではありません。「そんなつもりじゃなかった」と「なんであれで傷つくの?」。このふたつの認識のズレが、少しずつ、人の間をこじらせていく。わたしは、そこを何とかしたいと思いました。
起きたことは、できるだけ静かに、フラットに示す。どちらかの肩を持って煽ることはしない。──けれど、中立であることは、冷たくあることではありません。
傷ついた気持ち、怖かった気持ち、やりきれない怒り。それはまず、ちゃんと受け止めたい。そのうえで、落ち着いて事実を見られるように。寄り添い → 受け止め → 冷静な判定、という順番だけは、ずっと変えずにいます。
ひとつの悩みにも、いろんな入口があります。だから、立ち位置の違う3つの道具をそろえました。
「測る」「整える」「気づく」。順番はどこからでも。3つを行き来するうちに、こわばっていた関係が、ほんの少しほどけたら——そう願っています。
このサービスがやりたいのは、誰かを糾弾することではありません。ハラスメントという言葉に振り回されて、すれ違ってしまった人たちが、また少しだけ近づけること。
あなたの大切な関係が、たったひとことのせいで壊れてしまわないように。そのほんの手前に、そっと立てる存在でありたいと思っています。
使ってくださって、本当にありがとうございます。